注文住宅の良い所は、何といっても、自由に家を建てる事が出来る点です。
家族構成や、多様な趣味や嗜好に合わせて、自分の理想に近く、より快適に暮らせる家が建てられます。
注文住宅では、間取りや内装だけではなく、工法を選ぶことも出来ます。
中でも、最高木材であるヒノキの木造住宅に憧れる人は少なくありません。
ヒノキの良い点は、まず、耐久性に優れているところです。
防腐、防虫効果があり、材質が硬いところから、世界最古の木造建築物である法隆寺にも使われています。
また、美しい光沢や、緻密な木目など、木材独自の美観にも優れています。
一番の特徴は香りで、その芳香にはリラックス効果やストレス改善効果があり、アレルギーを軽減するとも言われています。
このように、様々な利点のある桧ですが、最高級品での総ひのき造りの家は、かなり高級で、現在、実際に立ててている人は富裕層の方に限られています。
しかし、最近は外国材が手に入りやすくなったこともあり、手頃な価格で建てる事も可能です。
また、見える部分にのみ使用するという工法もあります。
自由度の高い注文住宅ならではの利点を生かし、自分に合ったヒノキの家を建ててみてはいかがでしょうか。

自分の生活スタイルが反映される注文住宅。そこには構造、間取りが大きく作用されています。
内装も、壁紙が貼られていることが多い建売住宅に比べ、注文住宅では天然素材を指定することもできます。
壁の例で言うと、漆喰があります。漆喰の良い点はたくさんあり、抗菌性、防火性、防水性に優れ、汚れにくい。しかも、湿気を取ってくれるので住み心地は非常によく、長持ち、ひびが入っても補修しやすいのです。
二酸化炭素を吸いながら次第に硬くなっていく、まさに生きた素材。更に、シックハウスに代表されるホルムアルデヒド～加齢臭までも吸うという研究結果もあるようなので驚きです。
そんな良いことばかりの漆喰ですが、でも、見た目が悪かったら何にもなりませんよね。
しかし、ここでも本物の天然素材である品のある材質感が意匠性の高さを物語っていて、家自体にもどこかしっとりとした品を持たせるので言うことなしの素材なのです。
せっかく注文住宅にすると決めたなら、構造や間取りにばかりではなく、大きな面積を占める壁にも目を向けてみましょう。ビニールクロスだけではなく、天然素材にも目をむけるとより世界が広がって楽しい素材選びができるのではないでしょうか。